SSブログ

秋分 [あれこれ]

  
2023年9月23日は、 二十四節気の 秋分 の日です。

この日太陽の黄経が180度となります(15時50分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度180度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、この際太陽は赤道上0度の位置を通過し、天球の南半球にはいり、さらに日を追うごとに南下してゆきます。

この日、日の出・日の入りの際の太陽の方角が理想的な地平線においては、大気による光の屈折の影響もないとした場合、それぞれ真東および真西になると言えます。ただし、細かく言えば、日の出・日の入りの際の太陽上端と太陽中心とを区別することで、その瞬間の方位角(azimuth)には微妙ながら若干のずれがあります(秋分の日においては、太陽の上端で定義される日の出・日の入りは共に真東・真西よりほんのわずかですが北寄りになります)。さらに細かいことを言えば地表と地心との相違からくる"視差"という事柄の影響もあります。これらは日常生活において気にするほどのことではないでしょう。

[余談]
地球の南極点ではこの時期からほぼ半年にわたる昼の時期となります。ご存知のように南極点は半年間が昼となるか夜となるかという特別な地点です。ところがその南極点の時間帯は慣習上ニュージーランド時間(NZST/NZDT)が一般には採用されています。この(変動)時間帯では今年の場合、秋分の日の翌日9月24日から夏時間が採用され、それまでのUTC+12(協定世界時UTCから12時間進めたもの)からUTC+13(協定世界時から13時間進めたもの)という特異な時間帯が採用されます。このUTC+13という固定時間帯は翌年(2024年)の4月7日まで使用されることになっています。その後またUTC+12にもどるわけです。
日本の南極基地である昭和基地の時間帯はこれとは別で、UTC+3(固定時間帯)となっていて、日本の標準時間帯(JST)はUTC+9ですので、昭和基地と日本標準時とでは6時間の時差があります。


 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、または夜明け後もしばらくの時間、見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目は10月8日の寒露です。


source→ 
国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

 
(2023年9月23日は西暦紀元1年1月1日から数えて738788日目の日。紀元前も色々あったでしょうが、紀元後もこの日数の中に色々なことがありました。)
   
nice!(23)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

白露 [あれこれ]

2023年9月8日は、 二十四節気の 白露 の日です。

この日太陽の黄経が165度となります(6時27分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度165度の点を通過します。  

理論上地球中心から見るものとしてのみかけの天球の赤道座標では、太陽は北半球にあり、その赤緯(赤道座標における緯度)はこの白露の日には+5度58分の値をとります。次の秋分の際に赤緯ゼロとなり、そしてさらに冬至までの間、地球(地心)から見る太陽は日々天球上で南下します。

二十四節気、いよいよ次の節目は9月23日の秋分です。
 
 
金星は明けの明星です。先の8月13日に内合(注)となって、夜明け前の空に、または夜明け後もしばらくの時間、見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB

(注) 金星の「内合」とは金星がその軌道上で地球から見て太陽のこちら側で太陽と同一方向に位置することを意味します。同一方向と言う場合は黄道座標に参照する方法と赤道座標に参照するものとがあり、本文では黄道座標での日付を言っています。赤道座標に参照した場合の内合は8月12日となります。黄道と赤道は春分点で斜めに交差してますので、それゆえ金星が太陽のちょうど中心を横切るように見える場合以外は若干の相違が生じます。
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4



nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

処暑 [あれこれ]


2023年8月23日は、 二十四節気の 処暑 の日です。

この日太陽の黄経が150度となります(18時01分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度150度の点を通過します。  

理論上地球中心から見るものとしてのみかけの天球の赤道座標では、太陽は北半球にあり、その赤緯(赤道座標における緯度)はこの処暑の日には11度41分の値をとります。後の秋分そしてさらに冬至までの間、地球(地心)から見る太陽は日々天球上で南下します。

二十四節気、次の節目は9月8日の白露です。

金星は明けの明星です。先の8月13日に内合(注)となったばかりで、夜明け前低空に見えるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB

(注) 金星の「内合」とは金星がその軌道上で地球から見て太陽のこちら側で太陽と同一方向に位置することを意味します。同一方向と言う場合は黄道座標に参照する方法と赤道座標に参照するものとがあり、本文では黄道座標での日付を言っています。赤道座標に参照した場合の内合は8月12日となります。黄道と赤道は春分点で斜めに交差してますので、それゆえ金星が太陽のちょうど中心を横切るように見える場合以外は若干の相違が生じます。
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4




source→ 
国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

............................................................................................
  


nice!(17)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

立秋 [あれこれ]

 残暑お見舞い申し上げます 

2023年8月8日は、 二十四節気の 立秋 の日です。

この日太陽の黄経が135度となります(3時23分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度135度の点を通過します。  

理論上地球中心から見るものとしてのみかけの天球の赤道座標では、太陽は北半球にあり、その赤緯(赤道座標における緯度)はこの立秋の日には16度21分の値をとります。後の秋分そしてさらに冬至までの間、地球(地心)から見る太陽は日々天球上で南下します。

二十四節気、次の節目は8月23日の処暑です。

金星はこの立秋の後の8月13日に軌道上の動きとしては内合(注)となり、その後明けの明星になります。
(注) 金星の「内合」とは金星がその軌道上で地球から見て太陽のこちら側で太陽と同一方向に位置することを意味します。同一方向と言う場合は黄道座標に参照する方法と赤道座標に参照するものとがあり、本文では黄道座標での日付を言っています。赤道座標に参照した場合の内合は8月12日となります。黄道と赤道は春分点で斜めに交差してますので、それゆえ金星が太陽のちょうど中心を横切るように見える場合以外は若干の相違が生じます。





source→ 
国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

............................................................................................
  


nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

台風情報リンク集 [あれこれ]


台風情報
以下は主に台風関連の情報を見るためのサイトのリストの1例です。
(完備したものではありません。なんらかの参考になればということです。不具合等があればコメント欄にお知らせください。)

気象庁台風情報..
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=root&typhoon=all&contents=typhoon


Windy
これは、ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)、GFS(アメリカ海洋大気庁の全球モデル)、そしてICON(ドイツ気象局のモデル)のそれぞれのモデルによる天気図アニメーションを選んで見ることが出来るサイト。
https://www.windy.com/


ウェザーニュースYouTube ビデオ(ウェザーニュースのYouTube ビデオ一覧です。台風が発生している場合は台風情報も含まれます)..
https://www.youtube.com/user/weathernews/videos

Tropical Tidbits
このサイトではGFS(アメリカ海洋大気庁の全球モデル)など各種モデルによる予測を選んで見ることが出来ます[時刻表示はUTC(協定世界時)]。(ページ内の"→"ボタンによって時間を進められます。ボタンの位置はブラウザによって異なるかもしれません。)
https://www.tropicaltidbits.com/analysis/models/?model=gfs®ion=ea&pkg=mslp_pcpn&runtime=2021092300&fh=0
このサイトはLevi Cowanという人の私的なものですがデータは公的機関のものです。

気象警報・注意報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=all&contents=warning

川の防災情報 :地域選択..
http://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do


○レーダー(気象庁)..
hhttps://www.jma.go.jp/bosai/nowc/#zoom:5/lat:36.173357/lon:138.955078/colordepth:normal/elements:hrpns

○気象衛星写真(ひまわり)
赤外線、水蒸気、可視光線 の各タブ..
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&elem=vap&contents=himawari




波浪予想図(iMOC 国際気象海洋株式会社)
https://www.imocwx.com/cwm.php

○海面の水温(気象庁)..
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html

○200hPaストリームライン[上空のジェット気流の様子]の現状(実際は半日遅れで表示されます)..
http://wxmaps.org/pix/ea5.00hr.png



**気象庁による台風の階級分け..
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html

***JAXAによるエルニーニョ(ラニーニャ)・ウォッチ..
http://sharaku.eorc.jaxa.jp/cgi-bin/amsr/elni2/elni2.cgi?lang=j

nice!(49)  コメント(5) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

大暑 [あれこれ]

 暑中お見舞い申し上げます 

2023年7月23日は、 二十四節気の 大暑 の日です。

この日太陽の黄経が120度となります(10時50分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度120度の点を通過します。  

地球中心から見るものとして定められたみかけの天球の赤道座標では、太陽は北半球にあり、その赤緯(赤道座標における緯度)はこの大暑の日には20度13分の値をとります。地球(地心)から見る太陽は日々天球上で南下してゆきます。

二十四節気、次の節目は8月8日の立秋です。

金星はまだ宵の明星ですがこの大暑の頃にはスカイラインによっては日没後でも見えにくい状態となっています。8月13日に軌道上の動きとしては内合(注)となり、その後は明けの明星に移ります。
(注) 金星の「内合」とは金星がその軌道上で地球から見て太陽のこちら側で太陽と同一方向に位置することを意味します。同一方向と言う場合は黄道座標に参照する方法と赤道座標に参照するものとがあり、本文では黄道座標での日付を言っています。赤道座標に参照した場合の内合は8月12日となります。黄道と赤道は春分点で斜めに交差してますので、それゆえ金星が太陽のちょうど中心を横切るように見える場合以外は若干の相違が生じます。
参考: https://youtu.be/g3OucpT0ArU





source→ 
国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

............................................................................................
  


nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

小暑 [あれこれ]

 暑中お見舞い申し上げます 

2023年7月7日は、 二十四節気の 小暑 の日です。

この日太陽の黄経が105度となります(17時31分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度105度の点を通過します。  

地球中心から見るものとして定められたみかけの天球の赤道座標では、太陽は北半球にあり、その赤緯(赤道座標における緯度)はこの小暑の日には22度39分の値をとります。地球(地心)から見る太陽は日々天球上で南下してゆきます。

二十四節気、次の節目は7月23日の大暑です。

金星は、しばらく宵の明星となっていました。ここのところ地上からの見え方としては急速に太陽に近づき、7月末ぐらいからは日没後もスカイラインによっては見えにくい状態となります。8月13日に軌道上の動きとしては内合(注)となって、その後は明けの明星に移ります。
(注) 金星の「内合」とは金星がその軌道上で地球から見て太陽のこちら側で太陽と同一方向に位置することを意味します。同一方向と言う場合は黄道座標に参照する方法と赤道座標に参照するものとがあり、本文では黄道座標での日付を言っています。赤道座標に参照した場合の内合は8月12日となります。黄道と赤道は春分点で斜めに交差してますので、それゆえ金星が太陽のちょうど中心を横切るように見える場合以外は若干の相違が生じます。
参考: https://youtu.be/g3OucpT0ArU





source→ 
国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

............................................................................................
  


nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー