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冬至 [あれこれ]

2023年12月22日は、 二十四節気の 冬至 の日です。

この日太陽の黄経が270度となります(12時27分[JST])。すなわち、黄道座標(註)において 太陽が春分点から測って経度270度の点を通過します。
(註) 黄道座標とは黄道面を参照して天球上の位置を表示する座標系における座標です。    

みかけの天球においては、太陽は南半球にあり、これまで約半年にわたって赤緯(赤道座標における緯度)を下げてきました。この12月22日の冬至の際にはほぼ赤緯 -23度 26分25秒の位置に到達し、これを2023年の実際上の南回帰線として(註)、やがて天球上で北上に転じることになります。
しばらくは日の出時刻はまだ遅くなってゆきますが、日々の日没時刻の方がそれより遅くなり方が速いですので、全体として一日の昼の長さは伸びつつ進行することになります。
(註) なお地球地表上の地理的「南回帰線」は-23度26分22秒とされています

二十四節気、次の節目は年を越えて2024年1月6日の小寒となります。

太陰太陽暦(旧暦)においてはこの日十一月十日。
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、あるいは夜明け後もしばらくの時間、やや高い位置に見ることができるでしょう。

参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop22DiuOt2_ESw4




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国立天文台のページ(2023年[令和5年])★
国立天文台のページ(2024年[令和6年])


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大雪 [あれこれ]

  
2023年12月7日は、 二十四節気の 大雪 の日です。

この日太陽の黄経が255度となります(18時33分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度255度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、太陽は赤道より南にあり、天球の南半球においてさらに日を追うごとに南下してゆきます。 この日太陽は赤緯(赤道座標における緯度) -22° 30′ を通過します。

なお、この前後数日が1年のうちで一番日没時刻の早い日々となります。他方で日の出時刻の方はこの後も1ヶ月ほどにわたり遅くなってゆき、総合的には冬至の際に1日の長さが1年のうちで最短となります。
 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、あるいは夜明け後もしばらくの時間、高い位置に見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop22DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目はいよいよ12月22日の冬至です。


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国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

 

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小雪 [あれこれ]

  
2023年11月22日は、 二十四節気の 小雪 の日です。


この日太陽の黄経が240度となります(23時03分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度240度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、太陽は赤道より南にあり、天球の南半球においてさらに日を追うごとに南下してゆきます。 この日太陽は赤緯(赤道座標における緯度) -19° 57′ を通過します。

 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、あるいは夜明け後もしばらくの時間、比較的にはやや低めの光度ながらも高い位置に見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop22DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目は12月7日の大雪です。


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立冬 [あれこれ]

  
2023年11月8日は、 二十四節気の 立冬 の日です。


この日太陽の黄経が225度となります(1時36分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度225度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、太陽は赤道より南にあり、天球の南半球においてさらに日を追うごとに南下してゆきます。 この日太陽は赤緯(赤道座標における緯度) -16° 20′ を通過します。

 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、あるいは夜明け後もしばらくの時間、高い位置に見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目は11月22日の小雪です。


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霜降 [あれこれ]

霜降

  
2023年10月24日は、 二十四節気の 霜降 の日です。
朝晩ひんやりとして、秋らしい天候が続いているようです。

この日太陽の黄経が210度となります(21時21分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度210度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、太陽は赤道上より南にあり、天球の南半球においてさらに日を追うごとに南下してゆきます。 この日太陽は赤緯(赤道座標における緯度) -11° 21′ を通過します。

 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、または夜明け後もしばらくの時間、高い位置に見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目は11月8日の立冬です。


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(2023年10月24日は西暦紀元1年1月1日から数えて738819日目の日。紀元前も色々あったでしょうが、紀元後もこの日数の中に色々なことがありました。)
   
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寒露 [あれこれ]

寒露


  
2023年10月8日は、 二十四節気の 寒露 の日です。早朝などはひんやりとし、昼は乾燥した大気に覆われることも多くなりつつある昨今です。

この日太陽の黄経が195度となります(22時16分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度195度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、太陽は赤道上より南にあり、天球の南半球においてさらに日を追うごとに南下してゆきます。 この日太陽は赤緯(赤道座標における緯度)-5°35′を通過します。

 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、または夜明け後もしばらくの時間、見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目は10月24日の霜降です。


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(2023年10月8日は西暦紀元1年1月1日から数えて738803日目の日。紀元前も色々あったでしょうが、紀元後もこの日数の中に色々なことがありました。)
   
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秋分 [あれこれ]

  
2023年9月23日は、 二十四節気の 秋分 の日です。

この日太陽の黄経が180度となります(15時50分[JST])。黄道座標(黄道面に照して天球上の位置を表示する座標)において 太陽が春分点から測って経度180度の点を通過します。  
  

地球(地心)から見るみかけの天球の赤道座標では、この際太陽は赤道上0度の位置を通過し、天球の南半球にはいり、さらに日を追うごとに南下してゆきます。

この日、日の出・日の入りの際の太陽の方角が理想的な地平線においては、大気による光の屈折の影響もないとした場合、それぞれ真東および真西になると言えます。ただし、細かく言えば、日の出・日の入りの際の太陽上端と太陽中心とを区別することで、その瞬間の方位角(azimuth)には微妙ながら若干のずれがあります(秋分の日においては、太陽の上端で定義される日の出・日の入りは共に真東・真西よりほんのわずかですが北寄りになります)。さらに細かいことを言えば地表と地心との相違からくる"視差"という事柄の影響もあります。これらは日常生活において気にするほどのことではないでしょう。

[余談]
地球の南極点ではこの時期からほぼ半年にわたる昼の時期となります。ご存知のように南極点は半年間が昼となるか夜となるかという特別な地点です。ところがその南極点の時間帯は慣習上ニュージーランド時間(NZST/NZDT)が一般には採用されています。この(変動)時間帯では今年の場合、秋分の日の翌日9月24日から夏時間が採用され、それまでのUTC+12(協定世界時UTCから12時間進めたもの)からUTC+13(協定世界時から13時間進めたもの)という特異な時間帯が採用されます。このUTC+13という固定時間帯は翌年(2024年)の4月7日まで使用されることになっています。その後またUTC+12にもどるわけです。
日本の南極基地である昭和基地の時間帯はこれとは別で、UTC+3(固定時間帯)となっていて、日本の標準時間帯(JST)はUTC+9ですので、昭和基地と日本標準時とでは6時間の時差があります。


 
金星は明けの明星です。夜明け前の空に、または夜明け後もしばらくの時間、見ることができるでしょう。
参考動画: https://youtu.be/hJiH095uLi4?si=vDUVVcwOCfJxVVuB
参考動画: https://youtu.be/hU3Xu3hQ3Kk?si=Vaop8DiuOt2_ESw4



二十四節気、次の節目は10月8日の寒露です。


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国立天文台のページ(2023年[令和5年])★

 
(2023年9月23日は西暦紀元1年1月1日から数えて738788日目の日。紀元前も色々あったでしょうが、紀元後もこの日数の中に色々なことがありました。)
   
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