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ダーウィンの日記1832年7月2日 [ダーウィンが行く]

ダーウィンの日記(リオ・デ・ジャネイロ)

[日記仮訳]
(1832年7月)2日
ボトフォゴまで歩いて行き、提督、アストン氏およびプライス氏[注]を訪ねた。後者とはまたバルパライソで会うだろう。彼は17年間チリに住んでいたわけだが、それで他の国は自分には合わないと考えていて、今や彼は[チリへ]向かいつつあるわけだ。彼は[チリを離れたという]変化を企てた事を反省している。私たちが彼をバルパライソ[*注]でうまく見つけられればバルパライソでは楽しく過ごせそうだ。
[注]アストン氏は英国人の聖職者。4月27日の日記記事参照。プライス氏については6月13日の日記記事参照。
[*注]バルパライソはチリ中部の太平洋に面した町。ビーグル号がバルパライソに到着するのは1834年の7月末のことになります。ただし、プライス氏についての言及はこの後の日記記事には見えないようです。

[参考地図]バルパライソの位置..

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[日記原文]
2nd
Walked to Botofogo & called on the Admiral, Mr Aston & Mr Price. — The latter I hope we shall again see at Valparaiso: He is afraid 17 years in Chili has quite unfitted him for any other country, & now on his road, he is sorry he ever attempted the change. — It will make Valparaiso very pleasant if we are lucky enough to find him there. —

["ダーウィンが行く"について]
このシリーズで扱っているのはダーウィンがビーグル号に乗っている時の日記です。訳文は私的な研究目的に供するだけの仮のものです。普通は全文を訳しますが日によっては原文全文と注釈または抄訳だけにとどめる場合もあります。抄訳の時はその旨を明示します。
[日記原典]
"Charles Darwin's Beagle Diary" ed. by R.D.Keynes, Cambridge U.P., 1988.

[参考画像]ボタフォゴの海岸の今..
botafogo.jpg
画像出典: http://www.panoramio.com/photo/53180


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