ダーウィンの日記1832年1月1日と2日 [ダーウィンが行く]
ダーウィンの日記
[仮訳]
"(1832年)1月1日
"この新年は私の[船酔いのために]ゆがんだ観点に満ちた感覚からすれば最も憂鬱な様相を持っていた。
"午前中はだいたいは静かだったが、長い[波長の]うねりが海面にはあった。夕方には強めの風が私たちに対して吹いた。
"今日とそれに続く3日間は大変な絶えざる苦しみの日々であった。"
"月曜日(1982年1月)2日
"悪天候。私は消耗のためもうほとんど気を失わんばかりだった。"
[注釈1]
ダーウィンがこの部分の日記を書いたのは1月5日になってからです。
[注釈2]
1832年1月1日から後数日間、強い風に吹かれ続けダーウィンは苦しみます。フィッツロイ艦長の記録によれば、このあと1月4日まで北または西からの風力6~8の強い風が吹いています。特に2日の午後4時には風力8の北北西の風が吹き、すくなくともその深夜まで風力7の風が吹き続けました。
[地図]
1832年1月1日正午のビーグル号の位置*)
拡大地図を表示
1832年1月2日正午のビーグル号の位置*)
拡大地図を表示
*)ビーグル号の位置についての出典: Robert FitzRoy,"Narrative of the surveying voyages of His Majesty's Ships Adventure and Beagle between the years 1826 and 1836, describing their examination of the southern shores of South America, and the Beagle's circumnavigation of the globe", Appendix to Volume II. London: Henry Colburn,1839.
[日記原文]
"January 1st
"The new year to my jaundiced senses bore a most gloomy appearance. — In the morning almost a calm, but a long swell on the sea. — in the evening it blew a stiff breeze against us.- This & three following days were ones of great & unceasing suffering. —"
"Monday 2d
"Heavy weather. — I very nearly fainted from exhaustion."
[参考画像]
風力8程度の疾強風のもとにある海面
このシリーズで扱うのはダーウィンのビーグル号に乗っている時の日記です。訳文は私的な研究目的に供するだけの仮のものです。
[日記原典]
"Charles Darwin's Beagle Diary" ed. by R.D.Keynes, Cambridge U.P., 1988.
[関連記事バックナンバー] http://blog.so-net.ne.jp/kozuchi/2007-01-27-2
あけまして おめでとうございます＾＾
今年もブログで交流できることを楽しみにしています。
ゆっくりめの更新ですが、
今年もどうぞよろしくお願いします。
by アールグレイ (2008-01-01 03:31)
あけましておめでとう！
今年も、宜しくお願いします＾＾
by EVA-GERI (2008-01-01 04:18)
あけまして、おめでとうございます。
本年も宜しくおねがいします。
今日の北総は、晴天です。
by krause (2008-01-01 08:01)
新年おめでとうございます
今年もさとふみさんの高尚な記事で勉強させていただきます
どうぞよろしくお願い致します
by zenjimaru (2008-01-01 21:14)
あけまして、おめでとうござおます。
本年もよろしくお願いします。
by (2008-01-01 21:33)
ご訪問いただいたみなさん..
新年、あけまして、おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
by さとふみ (2008-01-01 22:48)
明けまして、おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2008年、素晴らしい一年になりますように！
by mami (2008-01-02 11:21)
本年もよろしくお願い致します。
正月休みを利用し、読み残していたダーウィンの日記を読むことができました。
by 春分 (2008-01-03 14:03)