はちみつ酒

はちみつ酒(mead)

はちみつ酒はいろいろなお酒のなかでもかなり古い歴史を持つものだと聞きます(エジプト、バビロニアのビールや地中海沿岸のぶどう酒ほどのデータはないようですが)。特にヨーロッパの北の方ではその地域でビールが盛んになる前から飲まれていたということです。蜜月(honeymoon)という言い方もゲルマンにおけるはちみつ酒の風習に起因するとか。
南欧ではぶどうが採れますからぶどう酒(ワイン)が定着していて、はちみつのワインと言うと、はちみつをいれたぶどう酒を意味したようですが、北方でははちみつと水からつくるのがはちみつ酒(mead)なんですね。出来映えを安定させるために酵母を使う事もあるそうです。
私見ですが、はちみつ酒がその後それほど一般的でなくなったのはひとつには税制のせいなのかとも思います。
今のドイツでお酒と言うと普通はビール、ぶどう酒(ワイン)、そして若者のあいだで一部カクテル、ということになり、そのなかでも特にビールの質の高さは有名ですが、ゲルマンでは古い時代にははちみつ酒が飲まれていました。
写真はドイツ産のはちみつ酒を注いでみたところです。

燻製ビール

薫製ビール

バンベルクのラオホビール(Rauchbier:燻製ビール)です。

ドイツのバンベルクというところで醸造されているビールで、当然のことながら麦芽、ホップ、水、そして酵母だけからつくられています。その際、麦芽をよく乾燥させたブナの木の煙で一日いぶすのだとのことです。ビールはその煙の香りを受け継いでいて、さらにほんのりとした甘さがあります。

カリカリベーコンなんかがよく合うかもしれません。

(ドイツのバンベルク; "水の都")

バンベルク

ビールを注ぐ

ビールを注ぐ

春分も過ぎ、個人的にはビールが美味しい時節となってきました。

ある店でドイツのビール、"エルディンガー"を注いでもらった時のシークエンスです..

ハーフ・アンド・ハーフ

この写真のビールはプロフェッショナルが注いでくれたものです。
もうこの一杯で十分というくらいの余韻のある飲み物になっています。

何度か試してみたのですが、自分ではこんな風になりません。